外資系企業に転職すると、海外出張のチャンスに恵まれることがあります。
僕は過去にシンガポール、上海に海外出張で滞在したことがあります。
その時に気づいた注意点なども含め、外資系企業の海外出張について体験談をベースに解説をしたいと思います。
参考になれば幸いです。
参考:「外資系企業とは?特徴や日系との違いや向いてる人・合わない人を解説」
海外出張できる=期待されている?
海外出張に行くということは、それだけ会社がコストをかけてるということです。
航空券、保険、滞在にかかる宿泊費(もしくは家賃)、電気代、水道代など。
会社側からすれば、本来支払わなくてもいいコストですよね。
そこまでして海外に行かせるわけですから、当然期待値も大きいわけです。
その前提をしっかりと理解した上で海外出張に飛び出すといいでしょう。
間違っても、海外旅行の延長で考えちゃダメ!
あくまでも仕事なんですから。
海外出張でやるべきこととは?
海外出張に出る際、そこに目的が設定されるはずです。
僕の場合、海外出張の目的は、
- 海外支店で働くキーマン(上司や同僚)との人脈形成
- 海外支店で運用されているワークフローへの理解
- 日本のビジネス慣習を伝えること
- 日本のクライアントが求めるクオリティの水準の説明
でした。
その中でもキーマンとの人脈形成はかなりプライオリティが高いです。
実際物理的に海外にいるわけですから、一緒にランチをとる、ディナーに誘う、休日も時間が合えば飲みにいくなど、なるべく一緒にいる時間をとったほうがいいでしょう。
そこで仲良くなっておくと、日本に戻った時の仕事がすごくスムーズになります。
また、あなたがキーマンと仲が良いことを知っている他の上司や同僚は、「あなた」を窓口として海外のキーマンにコンタクトを取ることになるでしょう。
そうすると、あなたの存在感が圧倒的に増します。
それだけでも海外出張に行く価値があると思います。
海外出張時に注意しておくべきポイント
ここで、海外出張時に注意しておくべきポイントについて書いておきます。
注意点①:食事が合わない場合がある
現地の食事が合わない場合があります。
こればっかりは仕方ありませんね。
僕の場合、上海にいたころですが、現地の油っぽい食べ物や辛い食べ物にすっかりやられてしまい、毎日お腹を壊しているような時もありました。。。
仕事もハードでしたし、そんな時にお腹の調子が悪いとか、かなり大変だったことを覚えています。
対策としてですが、滞在先の近くに日本食が食べられるお店を探しておくか、ある程度我慢して現地の食生活に馴染む覚悟を持つことですね。
特に長期滞在の場合、現地の食生活になれた方が楽です。
郷にいれば郷に従えでいきましょう!
注意点②:最初から全員があなたに好意的であるわけではない
海外の支店で働く全員があなたに対して好意的に接するわけではありません。
皮肉を言ってきたり、ちょっとバカにするような態度をとってきたり、なんだかそっけなかったり。
いきなり日本人がやってきて、あれこれ聞いてきたり、コミュニケーションを積極的にとってこようとするんですから、現地オフィスで働く人たちからすれば、
「こいつ、何を企んでるんだ?」
と警戒するのも仕方ありませんよね。
そんなことをいちいち気にしていては外資系企業でやっていけません。
ある意味、図々しくコミュニケーションをとっていきましょう。 帰国する頃にはちゃんと人間関係を構築できているはずです。
注意点③:現地の上司や同僚からの誘いは断らない
海外出張の最初の数週間はかなり忙しくなります。
「せっかく日本から来てくれたんだから」
と、最初のうちは現地の上司や同僚から食事や飲みの誘いがあるはずです。
これ、絶対断らないようにしておきましょう。
誘われたらノリよく、
「Yeah, sure! Let’s go drink!」
と返事をするくらいの勢いでいきましょう。
これはある意味海外出張における”踏み絵”みたいなもので、ちゃんと誘いに乗れば
「この人は話を聞いてくれる」
「信頼できる」
という印象を与えることができますし、断ってしまうと、
「ああ、あの人は誘っても断る感じなのね」
「なんかそっけないんですね」
と、残念な印象を与えることになってしまいます。
直接的に仕事に影響を与えるわけではないのですが、今後の信頼関係構築の邪魔をしてしまう可能性があります。
仲良くなって来てから断るのと、ゼロから信頼関係構築中に断るのとでは相手に与える印象が全然変わってくるのでご注意を。
飲みニケーションを重んじる文化の背景を持つ人もいますからね。
まとめ
今回の記事では、外資系企業の海外出張について体験談をベースに解説をさせていただきました。
何か参考になる部分があれば嬉しいです。
では、また更新します。
記事の執筆者
MASA
関西のとある田舎出身。新卒で入社した証券会社を半年で辞めてカナダ留学へ。帰国後は都内の外資系金融会社のミドル・バックオフィス担当。ハードに働く日々を過ごす。その後、憧れだった外資系銀行に転職。海外勤務を経験。退職後は地元で起業。途中、英系の外資系金融会社のプロジェクトに参画し、完全アウェーの職場で日々奮闘。帰国後、田舎の可能性を探求しながら日々泥臭く生きています。
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