「職場で意見をいっても通らない…。」
「まともに聞いてもらえない…。」
そんな経験、ありませんか?
もしそうだとしたら、あなたの伝え方って本当に大丈夫でしょうか?
自信を持って「Yes!!」と答えられるでしょうか。
結論からいうと、人とのコミュニケーションにおいて大切なことは、
「伝え方」
なんですよね。
伝える内容も大切ですが、まずは「伝え方」を優先しましょう。
ここを間違えてしまうと何を言ってもダメ。
例え”正しいこと”を言っていたとしても、
「ん〜、言っていることはわかるんだけど、ちょっとなあ…。」
と、否定されるのがオチ。
非合理的?
そうなんです。
それが人間なのです。
その前提に立った上でコミュニケーションを実践しないと、気づかないうちに仕事で損をしているかもしれませんよ?
「伝え方」が大切なのは外資系も国内企業も同じ。
とにかく「伝え方」に細心の注意を払う。
ここを徹底していきましょう!
伝え方が下手な人の特徴
伝え方が下手な人の特徴を挙げてみると、大体この3つに分類されると思います。
- 言葉遣いが雑
- クッション言葉がない
- 前提の共有ができていない
一つ一つ解説していきますね。
特徴①:言葉遣いが雑
「これ、どうっすか?」
「あ、自分はこう思うんすけど〜….。」
ちょっと大袈裟な表現になりましたが、こんな雑な言葉遣いをしていると、どれだけ正しいことを言っていたとしても、賛同してくれる人は少ないでしょう。
理由は、
「たしかにそうだけど、この人はちょっと信用ができない…。」
と感じさせてしまうからです。
逆の立場になればわかりやすいのですが、
「雑な言葉遣いの人の仕事を信用できるかどうか?」
ということ。
できないですよね?
言葉が雑なだけでちょっと不安に感じてしまうというか、仕事が頼みづらい雰囲気になります。
「たかが言葉遣い一つで!!」
と思うかもしれませんが、些細なところでその人の本質が出てしまうもの。
仕事であれば特に、です。
神経質なくらい周りから見られていることを常に意識しておくことが大事ですね。
特徴②:クッション言葉がない
クッション言葉というのは、
「恐れ入りますが、」
「もしよろしければ、」
「差し支えなければ、」
などのように、ものごとをストレートに言うのではなく、少しやわらかくして伝えたい時に使う言葉です。
仕事で当たり前のように使われているので、普段仕事の中で意識することは少ないと思います。
だからこそ、このクッション言葉が使われていないと、どうも冷たく感じたり、不愉快に感じることがあります。
例えば、メールをやり取りする中で、
「これ、違います。修正してください。」
「明日までに添付の内容を資料に落とし込んでください。」
こんな言い方、していませんか?
別にこの言い方でも悪くありませんが、クッション言葉がないため、受け取るタイミングや開封する状況によっては相手をイラっとさせてしまう可能性大です。
意図せず、悪意ある解釈をされて、
「こいつの言うことなんて聞いてやるものか!」
「いつかタイミングを見て仕返ししてやろう!」
と思われてしまうリスクがゼロではありませんから。
面倒かもしれませんが、
「お忙しい中大変恐縮ではございますが、」
「誠に申し訳ございませんが、」
こうした言葉をつけるだけで印象がグンとアップするので、クッション言葉は使った方がいいです。
英語圏で育った方や、外資系の人にとっては面倒で非効率的なコミュニケーションのように思うかもしれませんが、こういう面倒な気配りができてこそ”出来るビジネスパーソン”です。
自己肯定感が高く、自分のことを「バリバリ仕事ができるエリート人間」と勘違いしている人ほど、知らぬ間に仕事で関わる人を不愉快にしている可能性があるので要注意です。
正しいことを言っているから正義、
何を言ってもいいんだ、
ではありませんからね。
きちんと相手を配慮した伝え方、実践していますか?
人間は常に非合理的。
順調にキャリアを歩んでいる中、思わぬところで足をすくわれないないよう、気をつけてくださいね!
特徴③:前提の共有ができていない
何を意見するにしても、前提をすっ飛ばしていきなり結論に持って行く人。
階段を2段、3段と飛ばして、
「私はこう思うので、これでいきましょう!」
こんな感じで唐突に意見をぶつけてくる人、あなたの職場にもいませんか?
もしかすると、ロジカルに考えれば誰もがその答えに行き着くのかもしれません。
ですが、前提をすっ飛ばしてしまうと誰も意見についていけず、せっかく正しいことを言っていても、周りはポカーン。
「…お、おう。。。」
「まあ、ちょっと理解するのに時間ちょうだい汗」
みたいな。
これ、本当にもったいないです!!
せっかく画期的なアイデアを思いついたにも関わらず、ちょっとしたコミュニケーションのズレでそれが世にでないなんて、マジで才能の無駄遣い!!
面倒かもしれませんが、前提があるからこその「結論」ですからね。
大切なことは、前提をきちんと共有すること、またはきちんとした根回し。
「いかにも日本的!」
という印象を持つかもしれませんが、国内の外資系企業で働く人の大半は日本人ですから、日本人のマインドセットで仕事をすることも大切です。
繰り返しになりますが、本当に出来る人は周りの状況に合わせて自分を柔軟に変化させ、周囲への配慮がきちんと出来る人、ですから。
本記事のまとめ
ということで、今回の記事では「伝え方が下手な人の特徴」について書いてみました。
もし当てはまっているところがあれば、そこは十分に意識しておいたほうがいいです。
悪い癖は早めに矯正しないと、それが染み付いてしまいますから。
とにかく、
「何を言っているかよりも、どう伝えているのか?」
が大事ということ。
非合理的な人間だからこそ、コミュニケーションで気をつけないといけないポイントです。
記事の執筆者
MASA
関西のとある田舎出身。新卒で入社した証券会社を半年で辞めてカナダ留学へ。帰国後は都内の外資系金融会社のミドル・バックオフィス担当。ハードに働く日々を過ごす。その後、憧れだった外資系銀行に転職。海外勤務を経験。退職後は地元で起業。途中、英系の外資系金融会社のプロジェクトに参画し、完全アウェーの職場で日々奮闘。帰国後、田舎の可能性を探求しながら日々泥臭く生きています。
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