外資系・グローバル企業インタビュー Vol.01 エイボン・プロダクツ株式会社

1. 御社の成り立ちと日本支社設立までの流れについて教えてください。

エイボンはアメリカに「自由の女神」が建てられた1886年に、小さな香水会社としてニューヨークに誕生しました。

まだ女性の参政権が認められていなかった時代から、エイボンレディ(※現在はエイボンメンバーに改名)という仕組みをつくり、女性の可能性を応援し、経済的自立を支援しています。日本には1968年に設立し、今年で48周年。グローバルでは130周年ですね。

女性を応援する社会貢献活動に積極的に取り組みつつ、時代のニーズに合わせた製品開発に従事してきた結果、沢山のエイボンメンバーさんはじめ、お客様に愛されて今日に至ります。

2. エイボン製品の特長について教えてください。

「美しさと元気」をお届けするために、スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ボディケア、健康食品、ファッションアイテムなど、多彩な製品を揃えています。

最新の技術と厳しい品質管理体制のもと、価値あるアイテムを納得のいくお値段で提供しているのも特徴だと思っています。エイボン独自の「Y酵母」をたっぷり配合した、酵母スキンケアブランド「ミッションY」は、今年30周年を迎えました。

ユニークなスキンケアやメイクアップ製品もどんどん充実させていく予定です。

3. ずばり御社の強み、優位性について教えてください。

優位性というのはおこがましいかもしれませんが(笑)、グローバルブランドであること、高品質な製品、また女性の自立を応援している企業姿勢でしょうか。

職場環境としても、ワークライフバランスをとりやすく、男女平等に活躍できるところも誇りに思っています。

4. エイボンのミッションとは何でしょうか?


【AVONで働いているワーキングマザーの皆さん】

「女性であることを、誇ってください」、これが私たちの企業理念です。

エイボンの創始者、デビット・H・マコーネル氏は、創業以来、自己実現を望む多くの女性たちに活躍の場を提供してきました。またエイボン・グローバルでは、5つの価値観「信頼」、「尊敬」、「信念」、「謙虚」、「高潔」を大切にしています。
この企業理念と価値観のもと、「女性に美しさと元気をお届けすること」と、「女性の自立を応援すること」をミッションとして日々活動しています。

5. 御社の特徴的なCSR活動についてお話しいただけますか?

私たちは早い時期から、女性のための社会貢献プログラムを数多く実施してきました。
中でも継続して取り組んでいるのが「ピンクリボン活動」と「女性年度賞」です。

「ピンクリボン活動」は、1990年代初頭に米国・英国で始まり、世界中に広がりました。
日本では、2002年から「乳がんにさよならキャンペーン」を始め、現在も「口紅一本からできるボランティア」として続けています。

「女性年度賞」は、「社会のために有意義な活動を続け、人々に勇気や希望を与える女性たちの活動を後押ししたい」という願いのもと、1979年に創設しました。
第一回目の大賞受賞者である市川房江さんをはじめ、錚々たる方々を表彰させて頂きましたが、これからもさまざまな分野で活躍し、時代を切り開く女性たちを応援し続けていくつもりです。

6. どのような方にジョインしてほしいとお考えですか?

変化に適応し、主体的に動ける方、私たちの社会貢献や企業理念に共感して頂ける方ですね。
エイボンは一人ひとりの意見が採用され具現化できる環境ですので、ぜひアイディアを出して実行に移してほしいと思っています。
また社員の70%、メンバーとお客様の99%が女性ですので、女性ならではのアイディアや目線を重視しています。
私たちは今後さらに女性が働きやすい環境づくりを目指していきますし、個人が主体的に動くことが企業の成長につながると思っているので、ご自身の可能性を信じ、一緒に成長できるような方にジョインして頂きたいです。

7. 今後のビジョンを教えてください。

今年の始めに経営陣が新しくなり、「リボーン・エイボン」プロジェクトを立ち上げました。
これは創業以来培ってきた「女性の自立を応援する」という思いを、今後の事業戦略のコアに据え、さまざまな施策を企画・実行していくものです。
当プロジェクトを通じ、私たちは”the company for women”として、更なるワクワク感を感じて頂けるような製品開発やサービスの提供を沢山企画していきますので、どうぞご期待ください。

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