Global Mobility Service株式会社

クルマさえあれば仕事に就けるのに、与信が無いためローンが利用できずクルマを入手できない。高額なレンタル費用を支払うとお金は手元にはほとんど残らず、貧困のループから脱却できない。排気ガスにまみれたフィリピンでこうした社会課題に直面し、どうすればローンの課題をクリアしてクルマを所有し、それをきっかけに生活を豊かにできるのか…低炭素社会への実現に向けて何かできることはないか…。考え抜いた結果、その解決策を提供すべく日本で創設したのがGMSです。

あれから約9年の時を経て、当社は現在、相対的貧困率がG7においてワースト2位（*）の日本のほか、フィリピン、インドネシア、カンボジアといったASEAN 諸国にエリアを拡大し、多くの低所得層の方々の就業機会を創出しております。

世界のモビリティファイナンスの常識を変えた、当社の社会課題解決型のビジネスモデルは、SDGsの達成に直接的に貢献する稀有なビジネスエコシステムとして高くご評価頂いております。その一例として、2019年に開催されたG20において、当社の事業が「将来性」「革新性」「社会的インパクト」の点から、「持続可能かつ包括的な成長に貢献する国際ビジネス事例」として採択されました。また、温室効果ガスを多く排出する車両の代替促進を通じた低炭素社会の実現への寄与など、各方面からESG投資を呼び込む事業モデルとしてもご期待を頂いております。

今後、当社は、サービス展開の国・地域などの拡大はもちろんのこと、「MCCS」を搭載するプラットフォームを、モビリティだけではなく例えばロボット、医療機器など、与信を必要とする優れたハードウェア群にまで拡大し、将来を見据えた様々な戦略を柱に、世界1億人の頑張る意欲を持った方々にファイナンス機会を創出することを目指してまいります。

「“真面目に働く人が正しく評価される仕組み”を創造する」をビジョンに掲げ、当社を必要とする世界中の多くの方々への実益と、当社のサービスを利用される方々の生活の質を高め、感動的な人生を歩んで頂くために、今後も、パートナー企業の皆様と共に、従業員一同、真に豊かで持続可能な社会の実現に向けて、国際社会に貢献してまいります。