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後藤隆明氏: エグゼクティブディレクター 上席執行役員 人事総務管理部門統括
国内私立大学卒業後、米国NYにてMBAを取得。卒業後はNYにて人材コンサルティングに従事するも、米国で起こった “9.11テロ” を機に帰国。その後、BIG4の会計監査法人、外資系金融機関等で人事総務を中心に従事。2014年にワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社にディレクター 人事部長として入社。2017年より現職に昇格して、現在はワーナーメディア ジャパンの人事総務管理部門統括に従事。
ワーナーメディア(Warner Media, LLC)はアメリカの総合メディア企業であり、映画スタジオ「ワーナー・ブラザース エンターテイメント」、ニュース専門チャンネル「CNN」などを擁する複合企業体(メディア・コングロマリット)です。
グローバルでワーナーメディアという組織は2018年以降に始まり、2019年後半に日本を含めたインターナショナル(米国以外のテリトリー)も本国アメリカに合わせる形で組織体を変更しました。
ワーナーメディア ジャパンとしての運用開始は、2021年からワーナー ブラザース ジャパン合同会社(WBJ)、ワーナーブラザース スタジオ ジャパン合同会社(WBSJ)、ターナー ジャパン株式会社(TBS)の3社で展開しています。(*ワーナーブラザース スタジオ ジャパン: 会社としての登記は済んでいますが、実際の事業開始は2023年から開始。)
組織変更について
以前は親会社の下に大きな3つの組織、ワーナーブラザース、HBO、ターナーという会社が存在していました。今までは連動はあったものの、外から見ると同じグループ会社なのかわからない、別々の会社のように見られていました。また展開するビジネスにもオーバーラップする部分もありました。
だからこそワーナーメディアは、実際にビジネスを “ワンカンパニー” としての運用を目的とし、各組織体のシナジーを最大化、一つの文化相互理解を高めるため、またディビジョン別の組織体を、ビジネス毎に仕分けしてファンクション別に再配置を行いました。マトリックスな新組織体は、ワーナーメディアが所有する全ての事業を効率良く、包括的に展開することを可能にしました。
ワーナーメディアは上記の表のとおり、4つのグローバル組織で構成されています。
1つ目が “スタジオ&ネットワーク” です。旧ワーナーブラザースが母体となり、コンテンツ制作を中心とする組織として多くのブランドが集まっております。
次に2つ目が “ダイレクトtoコンシューマ” としてHBO Maxがあります。デジタルプラットフォームを自社で保有する事により、旧来のB to Bビジネス中心から、B to Cビジネスも可能にしました。HBO Maxは昨年5月27日にアメリカでローンチいたしました定額制動画配信サービスです。(現在は、米国、ラテンアメリカに展開をしており。日本含めたアジアでは来年以降ローンチを予定。)
そして3つ目が “ニュース&スポーツ” 。ここはCNNにニュースとスポーツのチャンネルを集めたビジネス展開を行っております。
最後に、4つ目が “インターナショナル” です。ワーナーメディア ジャパンはここに属しており、配置としては横組織として並んでいますが、縦割りの組織から “One Company” としてワーナーメディアの他の3つの事業を包括的にインターナショナルで展開する組織として、本国(米国)以外のテリトリー、ラテンアメリカ、ヨーロッパやアジアで事業を展開しています。
日本における成長戦略、スローガンの一つとしても掲げている「日本を世界のコンテンツセンターに」というように、映画、アニメなどさまざまなコンテンツを世界に出していくプラットフォームや力を持っている事が魅力の一つです。
また我々は外資系企業ですが、日本に根づいてビジネスを展開しています。洋画の配給のみならず、邦画制作も15年以上のキャリアがあります。今では「るろうに剣心」シリーズといった “日本発” として国内外にも展開する代表作を持つ実力に達する事が出来ました。また、プロダクトライフサイクルもビッグスクリーン(映画館)から、デジタルコンテンツ、コンテンツの二次利用、ライセンシング、スタジオツアーテーマパークまでも含め、ビジネスを総合エンターテインメントとして展開する点も魅力的ではないでしょうか。
本国のコンテンツを展開する上で、ローカライゼーションにも魅力があります。例えば日本ではハリー・ポッターの根強いファンが多くおられますので、ファンタスティック・ビーストの公開時には、ハリー・ポッターの続編という言葉をポスターに入れ、黒色の背景でダークなイメージだったポスターを、日本ではより明るく受け入れやすいように青地の背景に変えたりした結果、本作品を制作したイギリスよりも日本の方が映画興行成績が上回る形になるなど、国によって習慣、カルチャーが大きく違うので、ローカライゼーションは非常に重要です。
あとはワーナーメディアならではの福利厚生も魅力的と言われます。現在はコロナ過で開催を自粛しておりますが、毎年、福利厚生の一環としてクリスマスパーティーを全社で行います。社員は、弊社グループのキャラクターコスプレをしたりして参加します。また、同時にチャリテーイベントを実施して売上金を日本赤十字社や災害被害地の市町村等、その年の支援先に決定した機関などに寄付をしています。他にも、上演前の映画の試写会を、ワーナーメディアの社員や、社員のご家族や友人に対して開催しています。
グローバルカンパニーとして、英語のみならず様々な言語が使えると良いですね。全事業に言える事ですが、例えばスタジオツアーに関しては、近隣の中国や韓国のお客様にもお越しいただくので、そういった言語も必要になってくると思います。
私が入社した2014年には社内の半分ぐらいの方が英語を使って仕事していましたが、今はもう3分の2ぐらいの方が英語を使って仕事をしている状況です。
業務によっても異なりますが、映画に従事する社員は本国から送られてくるオリジナル作品を字幕なしで観ることも仕事上必要です。そういった意味でも英語は役職的にも昇格すればするほど必要になってくると思います。
資質という事では無いと思いますが、弊社に働く社員は、弊社のコンテンツだったり、キャラクターのファンである事は大きいと感じます。
例えば、弊社ワーナーメディアの様々な映画やテレビドラマのワンシーン写真を並べて置いて、「それがどこの会社の作品か?」と聞いてみるとします。ほとんどの方々は、これが全てワーナーメディアの作品だとはわからないと思います。これは、弊社グループが何かにとらわれることなく、さまざまな作品のジャンルや表現を展開しているからです。アニメも実写であっても、その作品に必要なタッチ、テイストで作成します。それが結果としてバラエティーを生み出し、様々な人生観、価値観、場面を持った視聴者へ、一つに特化せずに最高のストーリーとして渡せる選択肢を増やすことに繋がっています。
そのように作品制作にも通ずるところがありますが、ワーナーメディアで働く皆さんには社内異動、タスクフォースといった機会を自主的に考え、参加してもらいたいと思っています。一つの分野で専門性を高める事も重要ですが、様々な角度、考え方、業務を理解する、経験する事も、総合エンターテイメントビジネスを展開する会社の人材として必要な事でもあります。そのように、一つの経験値にとどまることなく、キャリアにおいてもいろんな専門知識を増やしていっていただきたいというのが我々の考え方です。いろんなエンターテイメントの分野で自分自身のキャリアを伸ばしていきたいという方が集まっていただければ幸いです。
そして弊社はエンターテイメントを提供する会社ですので、社員にもエンターテイナーが多くおります。凝り固まった頭でエンターテイメントのコンテンツを作ったり、提供したりするのは難しいので、自分自身がエンターテイメントを実践されている方が好ましいです。最後になりますが、1人1人がプライベートも仕事もバランスをちゃんと取れているというところも大切だと思います、そういう方々にお越しいただき、一緒に働きたいと思います。